2010年8月2日月曜日

「ジュエルペットのどきどき! マジカル☆マーチ」観てきました

天使の大行進に代わって2010年7月17日に始まった新しい行進ショー「ジュエルペットのどきどき! マジカル☆マーチ」を観てきました。天使の大行進が大好きだった私としては、文字通りどきどき!しながらこの新ショーを待っていたわけですが期待に違わぬ楽しいショーで、むしろ楽しみが増えた気分です。

音楽は基本2曲+そのバリエーションでしょうか。メインテーマはアイドル歌謡曲っぽい楽曲で私は勝手に「女王さまになるために」と呼んでます。魔法のお勉強のシーンで流れるアップテンポな3+3+2バージョンと、行進のときに流れる普通の8ビートバージョン、それからオープニングもこの曲のチャールストンっぽいサビを使ったバリエーションですね。聖子ちゃんの80年代のレパートリーに入ってそうなアレンジで「ショーが始まるよ!」という感じでわくわくします。

キティの制服が委員長さんぽい。制服に委員長もヒラもないはずなんですが

魔法学校の先生、キティちゃん、ジュエルペットたちが出てきて自己紹介したあとすぐの、わがままお姫さま一行の登場シーンがたまりません。このシーンの曲もやっぱり「女王さまになるために」のAメロを使ったバリエーションで、変拍子(4+2+3+2の11拍子)のアレンジに載せた芝居がもう楽しくて、このシーン大好きです。

マジカル珍道中のシーン

もう1曲は、お姫さまがかけた魔法で凍っちゃった先生たちをみんなで力を合わせて助けるための「マジカルツイスト」(これも曲名は適当)。「みんなピース!」とどこか似た感じの楽曲です。先生たちはステージの上で凍ってるのでこのシーンで踊るのは姫さまとジュエルペットたちだけです。

知恵の木ステージ上が凍り付きます

みんなで歌って踊って魔法が解けて、姫さまは女王さまになります。新しい女王さまの誕生を祝ってパレードしようということでもう一度「女王さまになるために」で知恵の木の周りを行進します。このショーが始まってすぐ夏休みに突入したので、参加のちびっ子も毎度たくさんで大盛況です。行進で流れる曲は8ビートバージョンの「女王さまになるために」。80年代っぽいアレンジです。

行進が終わって魔法学校知恵の木分校の授業はおしまい。最後にみんなでもう一度マジカルツイストを踊ってお姫さまたちとバイバイ。次いで先生たちともバイバイです。充実の26分です。

出演者全員にセリフがあるのが楽しくて、お姫さま一行の登場から魔法を勉強するシーン辺りがおもしろいです。欲を言うなら、天使の大行進のようにお付きの二人にもダンスナンバーがほしかったかな。芝居とダンスの二択だったら当然ほかのショーではなかなか観られない芝居の方を取りますが。

みらいレボリューションに足りない(かもしれない)もの


余談ですが、マジカルマーチを観て大喜びしたあと、「みらいレボリューション」にどことなく感じる物足りなさの要因は、ドタバタした要素がないことかなと思いました。例えば天使の大行進のバトルシーン、ひみつの扉のバーガーマンのシーン、あるいはSomedayIIIのかくれんぼのシーン(ワンマンパペットショーにも似たシーンがありますね)などなどのような。

みらいレボリューションも前説の場内インタビューが結構ほほえましかったり、パラダイス博士が登場したときにうっすらと広がる笑い、シナモンの「未来楽しみわっくわくぅ」のようなちょっとしたボケなど、笑うシーンがあるにはあります。ただ、どれもドタバタした笑いではないです。一番それっぽいのはルビーがミラクルジュエルフラッシュを掛けるシーンだと思いますが、たぶん意図していたほどには笑いを取れていないように思います。

みらいレボリューションの楽曲はタイトルナンバーと思われる曲(「未来はどんなになってるの?」で始まる曲)をはじめどれも良い曲だと思うし、先日何度目かに観たときは「パワーオブコミュニケーション」の振りなんかちびっこたちがノリノリでやっていました。だからこそというか、手振りで参加させるのはコミュエネポーズだけで十分と割り切って、参加シーンのどちらか一方だけでもなにかコミカルな芝居に差し替えると、全体がぐいっと引き締まって観覧後の満足感が上がるように思います。余談余談。