サンリオピューロランドのエンターテイメントホールで2009年11月21日に初日を迎えた舞台「湖のメルヘン~Rio」の公開ゲネプロ(11月20日)の見学記第2弾です。
エンターテイメントホールの演目の見どころはなんと言っても役者さんの生の演技と歌、ダンス、そしてアクロバットです。
舞台は湖畔のリゾートホテル建設現場。建設現場なので足場が組んであります。なんとなく昔観に行ったTAP DOGSを思い出しました。この高低差は当然雑技団の皆さんがなんやかややるのにも生かされてます。音楽は今回もクラシックをたくさん使っているらしく、前説では「モーツァルトの音楽に乗せて…」と紹介されるんですが、曲名まで知ってたのはアイネクライネナハトムジークくらい。海メルのとき知っている曲が多かったのはたまたま私の狭い守備範囲にヒットしていただけかな。
台詞のある登場人物は3人。このうちリオがほかの二人(アランとマネージャー)より一回り重みのある役回りのようです。海のメルヘンで3人(ランディ、エリザベス、マリー)全員がそれぞれに気がかりな思いを抱えていて、誰にでも感情移入できるお話になっていたのと対照的です。海のメルヘンの原作にあった「潮風の少女マリー」というサブタイトルがピューロ版のタイトルにはなかった(「愛はよみがえる」というサブタイトルでした)のに対して、湖のメルヘンでは原作にない「Rio」というサブタイトルが加わっているのもその辺の事情を反映しているんでしょうか。そのぶんリオ役の二人は重責です。すでに両方のリオを観ることができましたが今のところ甲乙付けがたいです。
牧瀬里穂さんは女神役で出演しています。ポッキー四姉妹の次女のころの女の子然とした印象が強かったんですがすっかり落ち着いた美しい女神様でした。ゲネプロの後でステージに上がり司会の方との一問一答。「これまでさすがに女神役を演じたことはないので役作りに苦労しました」とか。結構面白い人みたいです。
ダンスで初見時に印象に残ったのはお祭りのシーンのカントリー調の踊り。アランとリオが手をつないでステップを踏むところが可愛いです。すぐ後のシーンにある白鳥のアクロバットの二人を除く全員が舞台に出てきて踊ります。オープニング直後とフィナーレにも大勢での踊りが観られます。
アクロバットは、先に挨拶に立った辻社長が、サンリオのミュージカルで重視している要素の一つに挙げていました(全部で15項目あるそうです。他は脚本、音楽、ダンスなどだったと思いますが把握しきれず)。必ずアクロバットが入っているよねとは思っていましたが明確にそういうチェックリストを作っているとは思いませんでした。というわけで今回も雑技団の演技をたっぷり楽しめます。「イケメン多め」の前情報通り、アクロバットに男性8人組の雑技団グループがいて、フリーランニングみたいなアクロバットや縄を使ったいろいろな技を見せてくれます。しかしあの縄は、手を離すと一本なのにどうして輪っかになって回るんでしょうか。不思議。もう一組の白鳥の演技はパレードでもちょっとだけ観られるやつです。ただし、あれよりすごい大技を見られます。
クライマックスはちょっと悲しい別れ、そしてハッピーエンドです。通常のカーテンコールはありましたが役者さんにマイクを向けての挨拶みたいなものはありませんでした。ゲネプロはゲネプロであって初日でも千秋楽でもないしということでしょうか。その辺の感覚というか慣習はよく知りません。何かの節目にでも役者さんのお話をじっくり聞けるイベントを催してほしいです。
稽古はすでに1年以上前から始まっていたそうで、これから半年間(?)の本番を通じてさらにいい舞台にしていくんだと思います。役者の方もスタッフの方もケガや病気などせずに頑張ってくださいね。公開ゲネプロは13時ちょっと過ぎに終わり、14時からのパレード「Believe in Christmas」の後、14時45分から今度は一般観覧OKのプレビュー上演がありました。チケットのチェックもなかったので、行けば誰でも観られたみたいです。リオ、アラン、マネージャーの3人の役者は交代していて一日ですべての出演者を観られました(この3人組は固定チームではなくて日ごとに組み替わるので組み合わせは八つあります)。雑技団は例によって補欠なしで頑張ってます。くれぐれもケガするなよー。
写真も後日、掲載します。
エンターテイメントホールの演目の見どころはなんと言っても役者さんの生の演技と歌、ダンス、そしてアクロバットです。
舞台は湖畔のリゾートホテル建設現場。建設現場なので足場が組んであります。なんとなく昔観に行ったTAP DOGSを思い出しました。この高低差は当然雑技団の皆さんがなんやかややるのにも生かされてます。音楽は今回もクラシックをたくさん使っているらしく、前説では「モーツァルトの音楽に乗せて…」と紹介されるんですが、曲名まで知ってたのはアイネクライネナハトムジークくらい。海メルのとき知っている曲が多かったのはたまたま私の狭い守備範囲にヒットしていただけかな。
台詞のある登場人物は3人。このうちリオがほかの二人(アランとマネージャー)より一回り重みのある役回りのようです。海のメルヘンで3人(ランディ、エリザベス、マリー)全員がそれぞれに気がかりな思いを抱えていて、誰にでも感情移入できるお話になっていたのと対照的です。海のメルヘンの原作にあった「潮風の少女マリー」というサブタイトルがピューロ版のタイトルにはなかった(「愛はよみがえる」というサブタイトルでした)のに対して、湖のメルヘンでは原作にない「Rio」というサブタイトルが加わっているのもその辺の事情を反映しているんでしょうか。そのぶんリオ役の二人は重責です。すでに両方のリオを観ることができましたが今のところ甲乙付けがたいです。
牧瀬里穂さんは女神役で出演しています。ポッキー四姉妹の次女のころの女の子然とした印象が強かったんですがすっかり落ち着いた美しい女神様でした。ゲネプロの後でステージに上がり司会の方との一問一答。「これまでさすがに女神役を演じたことはないので役作りに苦労しました」とか。結構面白い人みたいです。
ダンスで初見時に印象に残ったのはお祭りのシーンのカントリー調の踊り。アランとリオが手をつないでステップを踏むところが可愛いです。すぐ後のシーンにある白鳥のアクロバットの二人を除く全員が舞台に出てきて踊ります。オープニング直後とフィナーレにも大勢での踊りが観られます。
アクロバットは、先に挨拶に立った辻社長が、サンリオのミュージカルで重視している要素の一つに挙げていました(全部で15項目あるそうです。他は脚本、音楽、ダンスなどだったと思いますが把握しきれず)。必ずアクロバットが入っているよねとは思っていましたが明確にそういうチェックリストを作っているとは思いませんでした。というわけで今回も雑技団の演技をたっぷり楽しめます。「イケメン多め」の前情報通り、アクロバットに男性8人組の雑技団グループがいて、フリーランニングみたいなアクロバットや縄を使ったいろいろな技を見せてくれます。しかしあの縄は、手を離すと一本なのにどうして輪っかになって回るんでしょうか。不思議。もう一組の白鳥の演技はパレードでもちょっとだけ観られるやつです。ただし、あれよりすごい大技を見られます。
クライマックスはちょっと悲しい別れ、そしてハッピーエンドです。通常のカーテンコールはありましたが役者さんにマイクを向けての挨拶みたいなものはありませんでした。ゲネプロはゲネプロであって初日でも千秋楽でもないしということでしょうか。その辺の感覚というか慣習はよく知りません。何かの節目にでも役者さんのお話をじっくり聞けるイベントを催してほしいです。
稽古はすでに1年以上前から始まっていたそうで、これから半年間(?)の本番を通じてさらにいい舞台にしていくんだと思います。役者の方もスタッフの方もケガや病気などせずに頑張ってくださいね。公開ゲネプロは13時ちょっと過ぎに終わり、14時からのパレード「Believe in Christmas」の後、14時45分から今度は一般観覧OKのプレビュー上演がありました。チケットのチェックもなかったので、行けば誰でも観られたみたいです。リオ、アラン、マネージャーの3人の役者は交代していて一日ですべての出演者を観られました(この3人組は固定チームではなくて日ごとに組み替わるので組み合わせは八つあります)。雑技団は例によって補欠なしで頑張ってます。くれぐれもケガするなよー。
写真も後日、掲載します。
0 件のコメント:
コメントを投稿