2009年4月18日土曜日

ハローキティとオズの魔法の国・準備編




4月13日の初日以降、アクセスカウンターの回りが早くなった気がします。公式サイト以外にもあちこちで招待券プレゼントをやっていたようでちらほらと写真も出てきていますね。検索で見に来ていただいた方、どうもありがとうございます&すみません。数日中には感想を書けそうです。

「オズの魔法使い」は小学生のころに読んだことがあります。とはいっても竜巻で飛ばされてー、とか布で作ったハートをブリキの人形の胸に入れてーとか、犬の名前はトートーだったような…程度の断片的な記憶ばっかり。ピューロランドのショーに限って、なにか予備知識がないと楽しめないということは考えられないのですが、せっかくなので予習。最初の一回くらいはまっさらな気持ちで「ああそうだっけ」と観るのもありだと思いますが、かなり詰め込み気味の展開らしいので先にストーリーを把握して補完しながら観る計画です。

ピューロランドの特設サイト内にも原作のあらすじの紹介がありますが、古本屋で子ども向けのを105円で買ってきて読み直しました。30分もあれば読める長さですが細部はかなり忘れてました。これで準備は完璧です。次回は実際に観にいった感想を書く予定です。

以下は、原作を読んで思い出したことのメモです。原作の(そしてひょっとするとピューロ版の)ネタバレをしているのでご注意。
かかしの存在
すっかり忘れていました。旅の仲間は脳みそがほしいかかし、心臓がほしいブリキの木こり、勇気がほしいおくびょうなライオン。いかだをこぐ竿が川底に刺さっちゃって取り残されちゃうシーンとか。挿絵に見覚えがあるような気がするので私が読んだのと同じ本かも。何しろ奥付が昭和…。
ブリキの木こりの身の上
呪いを掛けられて、ことあるごとに斧が手からすっぽ抜けるようになってしまった。そのたびに手や足を切り落とし、そのたびに腕の良いブリキ屋に治してもらった。あまり不自由ないけどときどき油を差さないと動けなくなる。ドロシーたちに出会ったときも、突然の雨に森の中で動けなくなって一年もそのまんまでいた。今読むとかなり壮絶な人生ですね。
微グロ
木こりは身の上もそうですが、西の国でバラバラにされちゃったりします。かかしも一行がハチにおそわれたときに自分の体のわらでドロシーとトートーとライオンを守ったり西の国でわらを引きずり出されちゃったりします。これはさすがにピューロ版ではないでしょうね。
魔法使いたち
一番力が強い(ことになってる)オズのほかに、東西南北それぞれに魔女がいる。北と南の魔女は良い魔女だけど東と西の魔女は悪い魔女。魔女が出てくること自体忘れていましたがそれぞれに役回りがありました。東の魔女はドロシーの家の下敷きになって死に、魔法の銀の靴を残します。北の魔女はカンザスへの帰り方をオズ大王に聞くためエメラルドの都に行くドロシーを祝福します。西の魔女はカンザスに帰る方法をオズから教わるためにドロシーに退治され、南の魔女は最終的にカンザスへの帰り方を教えます。公式サイトのキャスト紹介でデビリーヌという名前で出ているのはきっと西の魔女ですね。私が読んだ原作本では一つ目の魔女としか書かれていません。名前が出ている魔女は、南のよい魔女グリンダだけです。
魔法の銀の靴
かかとを三回打ち鳴らして行きたい場所を唱えるとそこに行ける。ストーリー上とても重要なアイテムだし、その使い方も印象に残っておかしくないはずなんだけど「かかとを三回」以前に存在すら忘れていました。
そのほかの細かいストーリー展開もほとんど忘れていました。オズに命じられて西の国に向かい、力を合わせて西の魔女を退治して帰ってきた四人に向かって、正体がばれてしまったオズが(ドロシーが帰る方法を除き)「きみたちはもうほしいものをすでに持っているじゃないか」と言うのですが、それをきちんと裏付けるエピソードが随所に散りばめられていました(さらに言うとドロシーも実は物語の最初で手に入れていたわけですが)。

小学生のときはそういう意味づけは完全に読み飛ばしてたんでしょうね。魔法の道具の使い方といい、過不足なくパズルのピースがかっちりはまるような、いまどきの小説の緻密なストーリー展開になれてしまうとちょっと散漫な感じもするのですが、原作本の巻末解説を読むと刊行は1900年秋だそうです。109年も昔のお話ですから仕方ないです。

で、ピューロ版。キティはドロシーの役回りでしょうからトートーはひょっとしてチャーミーキティ? なんてことを一瞬思いましたが、公式サイトにはチャーミーが出るとは書かれていないので、たぶんキティ一人でオズの国に行くんでしょうね。楽しみです。

では後日。

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